専攻医 麻酔科
吉本 昌紘
INTERVIEW03 初期研修では学ぶ機会の少なかった疾患を幅広く診療
現在までの経歴を教えてください。

九州で生まれ育ち、2019年に慶應義塾大学を卒業後、栃木県の佐野厚生総合病院で2年間の初期研修を行いました。
その後、専門研修先として太田記念病院の麻酔科で勤務しています。

専攻されている診療科とその診療科を志望した理由をお聞かせください。

専攻は麻酔科です。初期研修医の頃、職場の忘年会のカラオケでマイクを渡された僕はちょっと無理しつつテンション高めを装って1曲歌い、ぐったりして部屋の隅に引き揚げてきたのですが、それを見たとある麻酔科の先生が「お前は麻酔科向きだぞ」と声をかけてくれたため、麻酔科に進むことを決めました。

専門研修先に太田記念病院を選んだ理由を教えてください。

初期研修でお世話になった麻酔科の先生が非常勤医師として太田記念病院にも出向しており、 その先生が紹介してくださったのが最初のきっかけです。
見学し話を伺ったところ、家族との時間も大切にしつつ専門医取得に向けて研鑽できる環境だったため、専門研修先として太田記念病院を選択しました。

現在の診療科の雰囲気や特徴は?

時間外の当番制が確立しているためオンオフをつけて働きやすいですし、女性も多い職場です。
科としての特性上、各々の麻酔科医が独立して自分の担当症例をこなしていますが、 たとえばリスクの高い症例などは気兼ねなく上級医の先生に相談することができます。

指導医の先生や看護師・コメディカルの方々とのコミュニケーションはいかがですか?

麻酔科に関しては医局派遣ではないため、厳しい上下関係がなく気軽に話しやすい環境です。
手術室の他職種の方とのコミュニケーションも良好です。

専攻医同士の交流はありますか?

麻酔科という診療科の特性上、どうしても他科の医師と比べて交流は少なめだと思います。
ただ、麻酔科を選択するような人間はそもそも交流を求めないという説もあります。真偽のほどは不明です。

研修の中で、大変だと感じること、苦労していることはありますか?

冬の寒い日は、朝起きて布団から出るのが億劫です。

太田記念病院の研修

常勤の麻酔科医の数が比較的多いことが強みだと思っています。

このため、慣れないうちはマンツーマンで上級医の先生の指導を受けられますし、
個人のキャパシティーを超えるような仕事を割り当てられることもほとんどありません。

また、時間外の当番制が確立しているため、メリハリをつけて働くことができます。

太田記念病院のどのようなところに働きやすさを感じますか?

常勤の麻酔科医の数が比較的多いため、ひとりひとりの負担も軽減されていると感じます。

また、福利厚生が充実しているのも魅力の1つだと思います。
麻酔科には既に結婚・出産を経て子育て中の専攻医も多く、家庭と仕事を両立できるような土壌が整っています。

現在の1日の大まかな流れを教えてください。

朝はICUカンファレンスののち、麻酔科内でその日の手術症例のカンファレンスがあります。
その後は、各々自分の担当となっている手術の麻酔をひたすらかけるのみです。

当直体制について教えてください。

麻酔科標榜医を取得するまでの間はだいたい週1回くらいのペースでICU当直に入りますが、 麻酔科として3年目以降になると同じくらいのペースでオンコール当番をこなすようになります。
また、定時超過の手術の麻酔を引き継ぐ当番も輪番制で回しています。

休日の過ごし方を教えてください。

引きこもりなので、家でのんびりゲームをしたりして過ごしていることが多いです。
家族と一緒にリオ○ウスを狩ったりしています。狩猟笛愛好家です。

今後のキャリアプランや目標を教えてください。

まずは麻酔科専門医の取得を目指しています。
いずれは故郷の九州へ戻ることも視野に入れつつ、一人前の麻酔科医として通用するよう臨床経験を積むことが当面の目標です。

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